オンプレ既存システムをクラウド化
目的
Windowsデスクトップアプリで構成した既存基幹システムを、Azure上に環境構築します。※AzureはMicrosoftのクラウドサービスです
既存システムの技術要素
- 開発言語:C#
- データベース:SQL Server
- データベース言語:T-SQL
- その他使用しているもの:Excel
Azureの構成
- Virtual Machines:Windows server 2016+SQL Server 2017
- ストレージ:共有フォルダーにアプリを配置
ポイント
C#で開発したデスクトップアプリをクラウド化する方法の一つになると思います。一般的に最も活用されているクラウドサービスのIaaSになります。
メリットは
- サーバー本体を自社内に設置する必要が無い
- 社外でも運用化
デメリットは
- クラウドは従量課金制なので、使うほどに費用がかかる
- 特にセキュリティ的な考慮が必要
- 速度の問題
(テスト的な運用なので、低スペックな海外サーバーを利用しています)
今後試したい事
- 高スペックな国内のサーバーを利用して速度がどの程度改善するか?
- Windows Serverを排して、SQLデータベース+ストレージのみで構成する(ランニングコスト削減)
- AWS(Amazon Web Service)との運用性、パフォーマンス、コストの比較
雑感
クラウド化する事で初期コストを落とせますが、一般的な償却年数では、オンプレとのランニングコストと変わらない事もあり得ます。(使用頻度とデータ量によります)
しかしながら、世の中は確実にクラウド化の流れにあります。
オンプレとどちらを採用するか、場合によってはハイブリッドと、ケースバイケースであると考えています。
※参考までに、Azureテスト環境でたまに作動させるだけで月に数千円は発生します。Windows Serverを利用しなくても、ディスク領域を確保しているだけで課金対象です。